多くの上映リクエストをいただいた小津安二郎監督の代表作品。主演・原節子、笠智衆!!
日本映画を代表する傑作の1本です。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦が、成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。
千城台コミュニティセンター 映画会は奇数月の第3日曜日に定期開催しております!! 次回1月20日(日)は、黄昏を迎えた3人の女性を主人公に”老い”を見つめ、生きる意味を問う日本アカデミー最優秀作品賞受賞『午後の遺言状』(主演・乙羽信子、杉村春子/1995年/112分)です。